昨年一日310リットル使っていたのに、今年は一日250リットル。昨年は雨が多かったことを差し引いても、この減り方は2割程度になるだろう・・・

■広島県■
広島県藺草生産組合連絡協議会長
廣川宏志さん(藺草生産者・取付2008年7月)
全国でも逸品とされる「びんご畳表」。その畳表の原料となる広島県備後地方の藺草生産の第一人者であり、広島県藺草生産組合連絡協議会長の廣川宏志さん宅を訪問する。
藺草が育ち収穫する時期は6月。収穫するとすぐに泥で染色し乾燥炉で乾燥にかける工程に入る。
廣川さんの乾燥炉は、燃料消費量49ℓ/h、5ガロンと8ガロンの2バーナタイプ。燃料は灯油。それが1日10~16時間、約1ヶ月間稼動する。また燃料タンクの容量は小さ目で0.5トン用。1日の消費量は300~350ℓになり、毎日ガソリンスタンドからの給油がある。

このところ灯油価格は、昨年の85円程度だったものが、今年は110円代。「いままでと同じ品質を維持するためには灯油で続けたい。しかし灯油の価格を考えると・・・・」
灯油からA重油に変えることも考えていたときSSTの「節約くん」の話を耳にする。最初は、興味半分が期待半分で「節約くん」を取り付けることになった。
7月5日朝、設置に20分、動作確認15分。40分程度で装着完了。あとは、いままで通り使っていただいた。今年の乾燥炉の稼動開始は、7月10日から。それから「節約くん」の効果を知ったのは1週間後の訪問のときだった。
1週間程たって訪問したときに、日頃無口な廣川さんが口を開いた。
「昨年は一日310リットル使っていたが、今年はまだ一日250リットル前後。昨年は雨が多かったことを差し引いても、2割程度は効果があるだろう・・・。最初はちょっと疑ったが、ここ数日のガソリンスタンドからの給油を聞いて正直驚いたなぁ・・・」
ガソリンスタンドの担当者も「今年は昨年よりかなり少ないですよ」と、語ってくれた。
「節約くん」がお役に立ててうれしいです。
[Point]
「節約くん」の効果はすぐにわかります!
ノズルからの燃料こぼれがなくなった。炎が白っぽくなった。夜中の作動回数が多くなっている。
確かに、高燃焼(好燃焼)しているな。

■広島県■
JA尾道市 農家様(匿名)
(ぶどう生産者・取付・2008年2月)
広島ぶどうの産地である尾道。JAさんの紹介でぶどう園に訪問。標高300m山の頂に加温ハウスが連なるように作られている。
初めて訪問したのは2007年10月。これから寒くなろうとしているときに、地元ぶどう組合の会合。まだ「節約くん」の開発段階であり、趣旨の説明をするやいなや・・・
「いままで似たような燃料削減するものはあった。一部のハウスで付けているが、効果はあるようなないような・・・」と。
猜疑心をもたれつつも、これからさらに燃料高騰が予測されるため、一緒に開発をしていただく了解をいただいた。(実はここから「節約くん」が生まれることになる)
試行錯誤しながら仕上がった開発1号機ができたのが翌年の2008年2月。加温機の燃料ラインに付けてみた。
「ノズルからの燃料こぼれがなくなったね。炎が白っぽくなった。夜中の作動回数が多くなっている・・・
ん~っ。確かに高燃焼(好燃焼)しているねぇ・・・・」と。

30%とは言えないが、おそらく15~20%は節約できるものは、できたよね
それからさらに実証試験を繰り返す。
隣のぶどう組合に、2反のハウスに同機種の加温機を2台もつ岩下さんのぶどうハウスで試験した。1台に「節約くん」を装着し2台を比較するため1週間ほど様子をうかがった。
結果、ここでも「節約くん」を付けた方が、夜中の作動回数が多くなっていた。さらに、流量計の目盛を毎日計測した結果、付けた方が、なんと、半分程度の燃料使用量で終わっていたことがわかった。
○○さんから
「同一ハウス内だからなんとも言えないが、センサーの位置、加温機の位置から考えて効果はでているのは間違いない」「30%とは言えないが、おそらく20%は節約できるものはできたよね」とお褒めの言葉をいただいた。
「やった~(ガッツポーズ)」
それからまた、さらに実証試験を繰り返す。
燃焼効率の差を比べるため、「節約くん」を付けたときの排気温度のちがいを測定する。
この頃すで5月末。ぶどうが実っていて、加温機を作動させることは、ぶどうを傷めることになる。
がしかし、われわれの開発熱意をご理解いただき、無理に加温機を作動させていただいた。ありがとうございます~!
ぶどうの実への影響を考えると、1日8~10分の作動しかできない。ならばと、1週間、毎日計測を繰り返した。そこでわかったのは排気温度の差は10分経過したときの排気温度差は、平均約10%もあった。満足のいく効果であった。)
いい効果を確認したのだが、残念なことに、加温機の上にはっていた、ぶどうの枝が熱風のため枯れてしまった・・・すいません。
支援していただいた方に感謝しながら、気が付くと、季節は、春から夏なっていました。
■鹿児島県■
JAそお鹿児島 ピーマン
昨年、全国に先駆けて燃料高騰支援対策を打ち出したJAそお鹿児島。「節約くん」の試験導入をした理由とは・・・
冬春ピーマンの産地の鹿児島県。全国でも先駆けて燃料高騰支援対策を打ち出したJAそお鹿児島。情報を聞きつけ平成二十年十月に訪問した。
訪問時のお話では
「省エネ資材・機器の情報を集めているが、初期投資が100万円以上かかるものが多く生産者の負担を考えると・・」(JAそお鹿児島 営農指導課 担当者様)
「節約くん」を紹介させていただき評価試験への取り組みを開始いただくことになる。「節約くん」と流量計を運送会社便で鹿児島へ。「節約くん」は取り付け簡単。JAそお様で取り付けをお願いする。

試験場所は、鹿児島県曽於市のお隣の志布志市にあるピーマン生産者様のハウス。ハウス面積は約2反。二重被覆・4段サーモ・循環扇があり加温機が一台設備されている。
試験方法は、同じ面積のハウス2ヶ所の一方だけに「節約くん」と流量計を装着し各々の加温機の重油消費量を比較する。燃料タンクは、2ヶ所で同一の2tタンクを使用している。
「節約くん」を装着した加温機はF社製、もう一方はN社製。どちらもかなり古い年式のもの。流量計は愛知時計製のオイルメーターを使用。「古い加温機でも効果が出るだろうか」心配が過ぎる。
試験の立ち会いにはJAそお鹿児島の営農指導課様と志布志市の職員様も来られる。効果があるものならば、志布志市が補助金を準備するとのこと。途中、微量の油漏れで配管の締め直しがあったが十一月より順調に試験が開始された。

年を超えて平成二十一年二月三日に現地を訪問。 それまで約二ヵ月間の平成二十一年一月十四日までの重油使用量を検証。営農指導課様で試算されて中間報告は約19%の節約(まだ検証中)のようであった。
営農指導課様と同行し生産者様の感想を伺う。
「昨年と比べて、重油タンクの給油量が少ない。15~20%は効果があると感じている。正確じゃないけど重油使用量が減っているのはまちがいないよ」(同生産者様)
志布志市の職員様が毎週のように現場に確認に来ている。正確な数字が出るだろう。試験は今シーズンが終わるまで。いい結果が期待できそうだ。
「最初は重油を通すだけで節約になるなんて信じていなかったよ・・」
■広島県■
亀田農園 トマト
独自の生産方法で品質の高いトマトを作り続ける亀田農園様。「節約くん」をお使いいただいている感想を聞いた。
瀬戸内海に浮かぶ芸予諸島に位置する大崎上島。広島県竹原市からフェリーで30分のところにある。昔は県内有数の柑橘の産地であった。その大崎上島で「亀ちゃんトマト」の愛称で高い評価を得ている亀田農園様を訪問した。
瀬戸内の温暖な気候を利用し独自の生産手法で糖度の高いトマトを一反あたり約20トンも収穫する。 平成二十一年十一月より「節約くん」を使用いただいている。
「最初はただ重油を通すだけで本当に節約できるのかと、信じていなかったよ」(亀田農園・亀田様)
亀田農園様では2ヶ所のハウスで重油の消費量を比べている。それぞれのハウスには、加温機が一台ずつ設置してあり、一方は大型の加温機、もう一方は中型の加温機。どちらもN社製。「節約くん」は重油の使用量の多い大型の加温機に設置している。

今回は流量計を付けていない。重油タンクが各々のハウスで別々に設けてあるので、各々のタンクへの給油量で重油の使用量を比較している。
「いつもだと大きい加温機の方が中型の加温機に比べて1.5倍程度多く使うけど、いまでは、ほぼ同じ程度になっているね。効果は出ているよ。」
亀田様ご愛用ありがとうございます。
「プチプチをまだ張ってないけど、効果はあるね・・」
■徳島県■
JA阿波町 トマト補助事業のお役に立てれば・・・。
平成二十年十月、JA阿波町様へ訪問。徳島県の燃油高騰緊急対策の補助事業導入を検討されているところであった。
「気泡入りシート(プチプチ)の被覆と「節約くん」の取り付けで、燃料削減が20%以上にならないか・・」
JA阿波町経済部様のご指導の下、平成二十年十二月、三軒のミニトマト生産様に5台の節約くんを導入していただくことになる。導入ハウスの面積は一反のハウスに加温機が一台。計五ヵ所のハウスで「節約くん」が動き始めた。

約一ヵ月半後の平成二十一年一月中旬、再び三軒の生産者様を訪問する。プチプチと節約くんを併用している生産者様の声は
「昨年より2割以上は重油の給油量が少ない。これなら燃料代も助かるよ」
(生産者様)
「節約くん」の効果は感じていただいけました。
現在も今後も、経営費の中で燃料代が占めるウェイトは少なくないと考えます。農業生産者様の経営安定のため「節約くん」は多くの方々の補助事業のお役に立ちたいと思います。
■広島県■
JA広島北部 青ねぎ
水耕栽培の青ねぎ等の生産ハウスで今シーズン現場で実地試験してみると・・・
水耕栽培の青ねぎ等を水耕栽培する農業法人との連携で実績のあるJA広島北部。広島県の北西部の安芸高田市に位置する。平成二十一年十一月よりJA広島北部営農指導課様と同ねぎ部会様の立ち合いのもと「節約くん」を利用した燃料使用料の節約試験を開始した。
「お客様と年間契約をして生産をしているため、燃料代が高くても安くても、一定量の収穫をしなくてはならない。少しでも経費の節約になれば」(ねぎ部会長様)

現場は、十反以上はある大きな連塔型ハウスの中で6台の温水ボイラーが稼動している。水源は地下水を利用。使用燃料は灯油である。
試験方法は、水温を一定に設定。外気温に左右されないよう6台ある温水ボイラーの内ハウス中心部に設置してある2台の温水ボイラーを使用。
一方に「節約くん」を装着し各々の燃料消費量の比較をする。配管が銅管であったため取り付けには少々時間を要した。温水ボイラーはN社製、一時間あたり消費量は4.3リットルと小型である。流量計にはオーバル製のオイルメーターを使用。
平成二十年十一月二十七日より計測開始。すると、すぐに変化が出始めた。「流量計がおかしいのではないか?」と。流量計をもう一方と取り替えて計測続行。色も臭いも変わらない「節約くん」の効果は見てもわからないため、猜疑心も当然である。
水温の設定を合わせたり、養液温度の設定を合わせたりして計測をする。
途中作物植え替えのため計測を中断するが、平成二十一年一月六日から計測再開し約一ヶ月間の使用量の比較は、通常側617.15リットル、節約くん側530.04リットルと13%の節約であった。
「これなら炭酸ガス発生機にも使えるのでは」(同・農場長)
「ねぎの皮剥きのコンプレッサーや乾燥機にも使えないか?」(JA広島北部・営農指導課 担当者様)とのお話も。
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